保存不可能な破折歯を抜歯してインプラントで治療した症例
保存不可能な破折歯を抜歯してインプラントで治療した症例
こちらの患者さまは、右下奥歯が腫れて痛みがあり、食事ができなとのことで来院されました。レントゲン検査の結果、右下の6番目の根の先端に大きい影が確認できました。
まず、当該歯のかぶせ物を外して根の治療を行いましたが、歯根破折が確認できたため、保存不可能と判断しました。患者さまと相談し、破折歯を抜歯してインプラントにて咬み合わせを回復する計画を立てました。抜歯後、半年経ってから骨が回復してくるのを待ちました。
こちらの画像は、抜歯から半年後のレントゲンと口腔内写真になります。
インプラント手術の実施
抜歯部分の治癒を確認後、インプラント手術を実施して計画通りの位置へインプラントを埋入しました。
こちらは、手術後にヒーリングアバットメントを入れた時の写真です。これから2〜3ヵ月程インプラントが骨に定着するのを待ちます。
インプラント手術前後のCT画像
インプラント手術前後のCT画像です。事前のシミュレーション通りの位置へ埋入されています。
上部構造の印象(型取り)
上部構造の装着・治療完了
インプラント治療前後の比較
年齢・性別 | 50代女性 |
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治療期間・回数 | 3ヵ月 5回 |
治療費(税込) | プレミアムインプラント 495,000円 |
リスク・注意点 | ・歯磨き不足や定期検診に来られなかったりすると、インプラント周囲炎になる可能性があります。 ・長期による経年劣化により、かぶせ物を交換しなければならない場合があります。 |